イノシシ肉と言えば、「クサイ、硬い」が一般的なイメージなのかな。
テレビでジビエ料理が紹介されれば試食したタレントさんは「ぜんぜん臭くない、硬くない」なんてコメントが定番ですしね。
ちなみにボクは11月〜現在2月後半まで、スーパーの肉は買わずにほぼイノシシ肉だけで過ごしています。
決してムリをしているわけでもなく、美味しいから食べてます。
単に「ニオイに慣れているだけでは?」と思われるかもしれませんが、決してそんなこともありません。
では、どうして一般的にイノシシ肉は臭いと言われることが多いのでしょうか?
イノシシ肉がクサイと言われるわけ
まぁ、イノシシからしたら「人間ごときにクサイなんて言われる筋合いないわ!」なんて言われそうですが…それは置いといて……
実際、臭いと感じる肉が存在するのも事実です。
そしてその「臭い」と感じる原因は2つに分けることが出来ます。
一つは発情期のオスのニオイ。
もう一つは血液が腐敗したニオイです。
発情期のオスのニオイ
まず、個人的には発情期のオスのイノシシの臭いは致命的です…(イノシシくんごめん…)
どこか香水のような…ムスクのような…花のような…アンモニアのような……
「カレーなどの味と香りが強い料理に使えば食べれるよ!」
なんて教えられたのですが、残念ながらボクには無理…
決して舌が肥えているわけではありませんし、食へのこだわりが強いわけでもありませんが、普段から食べまくっているお陰かイノシシ肉のニオイには敏感で、このニオイを感じると一気に食欲が失せてしまいます。。
アレばかりはうちのワンコの御馳走です…
血液の腐敗したニオイ
一般的に「臭い」と言われる原因のほとんどは血が腐敗した臭いかと思われます。
そもそも血抜きがキチンと出来ていなかったり、
仕留めてから解体するまでに時間が空いてしまった。
また、
人づてに生肉を貰った場合なども、仕留めてから時間が経っていることが多いので、臭くなりやすいでしょうね。
イノシシ肉の臭いが気になる場合の対処法
先にも書きましたが、個人的にはオスの発情期のニオイは完全にアウト…なのですが
・塩水で洗う
・牛乳に漬ける
・カレーなど香辛料を多く使う料理に合わせる
など、
下処理の仕方を複数組み合わせたりすれば調理の可能性は広がるかもしれません。
一方、
血が腐敗したニオイの場合は、ボクの体験から言うと「ペットシーツを使った血抜き」で十分にその気になるニオイは消えます!
騙されたと思って試してみて下さい。
それでも気になるようならば、先に挙げた塩水や牛乳を使った下処理と組み合わせるといいかもしれませね。
せっかくの天然のお肉ですからね。出来るだけ美味しくいただきたいものです。