季節の変わり目は抜け毛が増える。
確かにお客さまからの抜け毛の相談が多いのは、夏の終わりから秋にかけてです。
動物たちを見ても、季節の変わり目には一気に毛が抜け変わりますからね。
しかし、その抜け毛が今までに感じたことがないぐらいに多い場合は、他の原因を疑ってみたほうがいいかもしれません。
実は今回あるお客さまが、貧血のため数か月前から病院で処方された「鉄剤」を飲み始めたところ、びっくりするぐらいに髪がシッカリしてきたのを目の当たりにしたので、その根拠を調べてみました。
貧血の原因は鉄分不足
貧血とは、血液中のヘモグロビンが減っていること。
ヘモグロビンは酸素とくっついて全身の隅々へと酸素を運ぶ役割を持っています。
そのためヘモグロビンが減少すると身体が酸欠状態となり、具体的には「めまい」「動悸」「息切れ」などの症状が現れます。
そのヘモグロビンをつくるうえでの重要な材料の一つが鉄分というわけです。
特に女性の場合は様々な要因から貧血になりやすく、その80~90%の方が鉄分不足によって引き起こされる鉄欠乏性貧血だそうです。
貧血と髪の関係
東洋医学では頭髪のことを「血余(けつよ)」といいます。
『血の余り』
つまり、体の状態が正常であって「余分な血」があるからこそ、しっかりとした髪が生えるということが昔から言われているわけです。
例えば、無理なダイエットの後や、妊娠中・産後に髪がパサついた…という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
具体的に以下の症状が気になりだしたら要注意です。
*抜け毛が増えた
*髪が細くなった
*髪のボリュームが減った
*うねりのある髪が増えた
貧血による抜け毛・髪質の変化を改善するには
抜け毛の原因が貧血の場合は、ヘッドマッサージを念入りにしたり、シャンプー剤を高価なものに変えたりしても意味がありません。
まずは内科などを受診して血液検査をしてもらった方がよいでしょう。
血液検査の結果、貧血と判断されると「鉄剤」が処方され、数か月の服薬が必要なようです。
今回、初めに紹介したお客さまの場合は、2ヶ月間隔での来店ですが、
「鉄剤」を服薬し始めたというここ半年ほどで明らかに髪が増え、シャンプー中の抜け毛も減り、パサつきもおさまってきました!
まとめ
髪は人体の生命維持には直接関係のない部分なので、身体に異常が起こると真っ先に切り捨てられる部分でもあるため、その不調は健康のバロメーターと考えることもできるかと思います。
日頃の食生活・ストレス・生活習慣を見直すはもちろんですが、
こうして服薬によって比較的短期間で治ることもあるということを知っていただければと思います。
ではでは
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