漆喰壁のメリット・デメリット

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明るく清潔感があり、ナチュラルなテイストに仕上がる漆喰の壁。

自宅の壁を漆喰に塗り替えたいという方も多いですよね。

ボク自身、現在の店舗で漆喰壁へのセルフリノベーションは2軒目です。

合計で6年ほど漆喰壁の中で美容室を営業してきて感じたメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

そもそも漆喰って何?

漆喰は石灰石という岩石を原材料とし、そこに「*すさ」や「*のり」などを配合したものが漆喰です。

*「すさ」収縮防止やつなぎ(補強)を目的として配合されている。麻などの植物繊維から作られる。

*「のり」原料は海藻。保水効果による作業性の向上や、粘度調整のために配合される。

防水性・不燃素材であるため、古くからお城やお寺・民家・蔵など、木や土で作られた内外壁の仕上げとして、また瓦などの接着や目地としても使われてきました。

近年ではホルムアルデヒド(化学物質過敏症の主な原因とされる有害物質)の吸着分解の機能があるものとしても注目されています。

漆喰Wikipedia

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漆喰壁にするメリット

・消臭効果

漆喰はphが高くアルカリ性のため、ニオイの元となるカビなどの細菌を分解してくれる効果があります。

一般家庭の場合は、さまざまな生活臭やカビ臭さ、ペットのニオイなどを軽減してくれるはずです。

また、うちの店のように美容室の内装を漆喰壁にすることで、パーマ液やカラー剤のニオイ対策としても効果的です。

・ホコリやゴミが付きにくい

漆喰は静電気をため込まない性質を持っているため、壁にホコリやゴミなどが付きにくくなります。

・調湿効果

漆喰は湿度の高い状態だと余分な水分を吸い取り、逆に湿度が低くなると水分を放出してくれるので、年間を通して快適な湿度に調節してくれます。

・耐久性・耐火性に優れている

漆喰は古くからお城の壁や、蔵の壁に使われてきたほど耐久性・耐火性に優れた建材です。

室内では一度塗ってしまえばビニールクロスと違い、汚れなどにより定期的に張り替える必要もありません。

また、万が一火事になったとしても、火の回りが遅く被害を最小限に抑えることが出来るでしょう。

・ホルムアルデヒドの吸着分解効果

ホルムアルデヒドとは家具や建築資材壁紙を貼る為の接着剤などに含まれている化学物質の一つです。

漆喰にはそのホルムアルデヒドを吸着分解する効果があるとされるため、化学物質過敏症の方やシックハウス症候群の方にも優しい素材です。

漆喰壁のデメリット

様々なメリットのある漆喰ですが、もちろんデメリットや注意すべき点もあります。

・プロにお願いすると施工費が割高になる

ビニールクロスと比べると、施工には手間と工期がかかるため費用も割高になります。

ただし、セルフですると手間はかかりますが格安で出来ますよ。

この時期はホント雨の少ない宮崎。 髪や肌も乾燥していると思いますが、、お店の手づくりのドアも乾燥で隙間が広がってきちゃいました(汗) ...
これまでの作業はコチラの記事をどうぞ 店舗部分のセルフリノベーションもいよいよ大詰め。 梅雨の合間、数日雨が降ら...

・ヒビ割れがおきる可能性もある

とは言っても、ボク自身は現在の店舗で漆喰壁へのセルフリノベーションは2軒目ですが、ヒビ割れは一度も経験がありません。

まぁ、ちょっとしたヒビ割れでしたら充填剤などで対応してもいいでしょうしね。

大きな地震がくればヒビが入ることもあるでしょうが、その時はビニールクロスの壁でも一緒です。

・汚れが落としにくい

漆喰は水分を吸収する性質があるので汚れも染み込んでしまいます。

そのため、乾いてしまう前に拭き取る必要があります。

もし汚れがついたまま乾いてしまった場合は、消しゴム・紙ヤスリ・メラミンスポンジなどを使い、軽くこすると汚れを落とすことが出来ます。

まとめ

壁に漆喰を使うメリット

・消臭効果

・ホコリ・ゴミが付きにくい

・調湿効果

・耐久性・耐火性に優れている

・ホルムアルデヒドの吸着分解効果

デメリット

・プロにお願いすると施工費が割高になる

・ヒビ割れがおきる可能性もある

・汚れが落としにくい

以上のことを踏まえ、末永く快適に暮らせる部屋づくりが出来るといいですね!

ちなみにボク自身は、漆喰壁にして全く後悔はありませんよ。

ではでは

コチラの書籍には、リノベーションの際に使っているアイテムのメーカー・価格などの情報も載っているのでおすすめです!

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