『犬には鹿肉が良い』
愛犬家の方ならどこかでは聞いたことがありますよね。
では何がどのように良いとされているのか?
まずは文部科学省から公表されている『日本食品標準成分表』をもとに、他の食肉と比較して鹿肉の特徴を見ていきます。
目次
鹿肉の栄養素とその特徴
高タンパク質
タンパク質は炭水化物・脂質とともに三大栄養素のうちのひとつ。筋肉・骨・皮膚などをつくる役割を果たす生物にとっては重要な構成成分です。
*一般的に手に入れることが容易な牛肉・豚肉と比べるとタンパク質の量は鹿肉が一番豊富に含まれています。
鉄分が豊富
鉄は血液中で酸素を運ぶ役割を持つヘモグロビンの材料となります。
例えば人が鉄分不足になると、疲れやだるさ・動悸・息切れ・めまい・頭痛などが引き起こされます。
また肉や魚由来の「ヘム鉄」と呼ばれる動物性の鉄は植物由来の鉄と比べて2〜3倍体内への吸収率が高いと言われています。
*鹿肉の鉄分は牛肉の約2倍もあります
低カロリー・低脂質
脂質はタンパク質・炭水化物と並んで身体を構成する重要な栄養素のひとつですが、摂り過ぎは肥満や病気の原因にもなります。
普段の食事からカロリー・脂質は抑えめにするにこしたことはありませんね。
*鹿肉の脂質は牛肉と比べると6分の1
*カロリーは半分以下
初めて鹿肉を与える際の注意点
愛犬に初めて鹿肉を与える際は加熱したものを少量ずつ与えて下さい。
栄養素のことを考慮すれば加熱していないお肉がベストという意見もありますが、生食にはリスクもあるのでまずは加熱したものを少量ずつ与えて様子を見てあげるといいでしょう。
手軽に鹿肉を試してみるならまずはジャーキーがオススメです。
犬に鹿肉を与えることによって期待できる効果
アレルギーになりにくい・アレルギーを抑えることが出来る
食物アレルギーは食べたことのある食物で起こることがほとんどです。
その点、鹿肉はペットにとってこれまで摂取することがほとんどなかったタンパク質「新奇タンパク質」と呼ばれており、アレルギー発症のリスクがかなり低いとされています。
美味しく健康的に減量出来る
低カロリー・低脂質で嗜好性の高い鹿肉を普段の食事に上手に取り入れることで美味しく健康的に減量が出来るでしょう。
毛艶がでる・皮膚の状態が良くなる
『毛艶が良い』という状態は、毛の表面に適度な脂の膜が残っているということ。更には皮膚の状態が健康でなくてはキレイな毛も生えてきません。
日ごろから良質なタンパク質・脂質を摂取することで毛・皮膚ともにコンディションが良くなります。
食欲増進
普段から食が細いワンちゃんの場合、いつものゴハンに少量の鹿肉を混ぜ込んであげるだけで食いつきが良くなります。
特に食欲が落ちる夏場に活用してあげるといいでしょう。
まとめ
ボク自身、日ごろから愛犬に新鮮な鹿肉を定期的に与えていたので実感はしていましたが、こうして改めて数字で見てみると思っていた以上に鹿肉は優秀な食材だと言うことがわかりました。
しかし、そんな優秀な食材が『有害駆除』の現場では大量に廃棄されているという現実もあります。
そんな問題の一助になればと、ボク自身が獲って・捌いて・作っているペットフードブランドが『ヨシダジャーキー』です。
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様々なタイプのペット用シカ肉製品を取り揃えていますのでぜひご活用いただければと思います。
ではでは